白T

「やあ。誰かと思えば君じゃないか」

「やあ。誰かと思えば君じゃないか」

「見るからにいつもの君じゃないけどどうかしたの?」

「やっぱりわかる?僕たちが今着ている白Tに「父さんの」「コップ」と書かれているけど、申し訳ないがこのような文字はレベルがまだまだだと思うんだ」

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「確かにただ好きでもないので大雑把に書いているよね。でもこれを超えるであろう文字って一体なんだろうね?」

「おそらくこの場合「父さんの」「コップ」以上にあまりにも不可解な字があると言うことだよね」

「お互いに言い合ってみようか」

「そうしよう」

「例えば黒いTシャツに「結婚」」

「冠婚葬祭が逆になっちゃったよね。例えば青いTシャツに水色で「天晴れ」」

「雨の日にそれを着て出かけたら病院行きレベルになるほどの鬱に陥るよね。例えば白いTシャツで「私がやりました」」

「これが本当の自白だよね。例えばグレーのTシャツに「完全燃焼」」

「完全燃焼…した後だよね」

「燃え尽きた後にそれを着たらビシッと背筋を伸ばせないよね」

「でも一番不可解なのはやはりこれ(※画像)だよね」

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「そもそも由来の意味がわからないよね」

「意味なんてないよ」

「……そうだね」

「それじゃ」

「また」